1F、2F、1Fの誰もいない状態を切り換えられます。ジャイロ&ゴーグルモードもあります。

を撮影していた頃は、ちいさな対象を撮影するのに少し凝っていました。で、写真道場のお客様にシルバニアファミリーの熱烈なファンがおりましたので、この家をお借りして撮影したのです。最近は「シル活」とかいって大流行なんだそうですね。

カメラは、SONY NEX-7。レンズは安原製作所のMADOKA。

MADOKAといえば、安原伸さん。2020年3月没だからもう2年になりました。

円周魚眼のMADOKAは、一般的な等距離射影方式でも、シグマが採用している等立体角射影方式でもなく、珍しい正射影方式を採用していて、これがためにPTGuiでステッチする際、オーバーラップが少ないとなかなか上手くつながりませんでした。なので、これのテンプレート(「秘伝セット」とかいう名前を付けた)を作って、パノプレートと抱き合わせで販売したのです。そうしたら安原さんから、MADOKAにこのテンプレートを付けて販売したいという話を持ちかけられました。いくばくかのバックをするよということで快諾したのですが、これが結構売れましてね。「ヨドバシよりもずいぶん売れてますよ」ということで、写真道場に何度もお越しになられ、あれこれ話をするようになったのです。

シモ・ヘイヘ。ムーミン。ヘンなバイオリン(名前を失念)・・。そうそう、バイオリンをいただいたんですよ。中古の練習用の。「久門さんも始めたらいいですよ」とか言われて。その頃安原さんはバイオリンを熱心に練習中で、「東京都の大道芸大会に出るのが夢なんです」、なんておっしゃってました。やっぱ、ちょっと風変わりな天才肌といった風体。そういえば、新しいカメラに付けるフォーカルプレンシャッターを作っているんだとも。できたのを見させてもらいたかった。もっともっと、レンズやカメラのことも教えてほしかった・・。

無念です。

そうだそうだ。「秘伝セット」は今、行方不明ですので、そのうち発掘してみましょう。

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