見方の説明ビデオです。御影石に刻まれた金メダリストの名前は全て読めます。

1964年に開かれた東京五輪の金メダリスト319人の名前が刻まれた、旧・国立競技場エントランスです。東京オリンピック2020に向けて、2014年の9月から取り壊しが始まりました。これを撮影したのは、2013年の11月26日です。

名前が刻まれた  横長の御影石は、一枚一枚は縦長で、片側27枚、総計54枚あり、1枚が200~300キログラムだったそうです。取り外した後は、どこかに保管される予定ということまではわかりましたが、さて、どこにあるのか? web情報ではたどり着けませんでした。

このパノラマは、撮影した年に作成して公開していましたが、この度、ちゃんと作り直して解像度も上げました。というのも、撮影は2種類の焦点距離のレンズを使って撮影していたのですが、この内、広角側の写真しか使っていなかったのです。単純に面倒だったからだったのだと思います(猛省)。今回は、望遠側の写真も使ってちゃんと繋ぎました。名前が刻まれ御影石の部分は、望遠で撮影していますから、かなり高画質です。なので、名前は全部読めます。ちなみに、1枚写真(PSB)のファイルサイズは6.23GB、幅8万×縦3万ピクセルにも達してます。webサーバーにあるデータは、約300MB、ファイル数は13000程度です。(こういうことばかりやっていると平気になってしまいますが、普通に考えるとアタマがおかしいんじゃないかと思うはずです。)

画面右上のナビでどのあたりを見ているかがわかります。左上(ロゴ下)の「面白ポイント」の▼をクリックすると、日本人金メダリストの名前に誘導されます。

東洋の魔女の6人、河西昌枝、宮本恵美子、谷田絹子、半田百合子、松村好子、磯辺サタさんらの名前は、角度と陰影の少なさで見にくいですが、ちゃんと読めます。ウェイトリフティングの三宅さんもあります。

再作成ついでに、ずいぶん横長に投影されていたプロポーションも補正しました。撮影地点とエントランスの広がりは上の写真の通りで、実際はすごい広角になります。普通の広角レンズでは写せないくらい広い範囲であって、被写体が平面であれば問題ないのですが、奥行きがあるため左右は相当横に伸びているように見えます。なので、今回は左右を縮めることで、写真を見る人の認識としては今回制作した方がいい感じになったんじゃないかな、と思います。下の写真が前回の写真ですので、今回のとプロポーションを見比べてみてください。

また、エントランスの逆三角形をした柱、そして御影石の角度を見てほしいのですが、前回作成した時は、柱の手前は垂直に、御影石も垂直に貼りついているものと思っていたのです。ところが今回作り直してみると、柱は二等辺三角形が逆さになったような形状、御影石の上辺は手前に張り出していることがわかりました。このあたりは記憶がまったくないので、調べてみると、朝日新聞のこの記事にある写真が参考になりました。この写真自体すこし傾いて撮影されているので、旗ポールが垂直になるよう角度を補正してみると、ほら。柱は二等辺三角形が逆さになったような形状、御影石の上辺は手前に張り出している、ように見えませんか?  

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その後の調べで、御影石の銘板はこちらにあることが判明しました。
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下の写真のとおり、地下(?)の道路沿いです。