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銀塩写真愛好家のメッカ「フォーグラファーズ・ラボラトリー(Photographers’ Laboratory)」です。港区赤坂は「赤坂リキマンション」の半地下にあります。マンション名の「リキ」は、力道山が所有していたマンションだからという話。

会社概要には、「有限会社フォトグラファーズ・ラボラトリーは2003(平成15)年に高精度の銀塩写真技術の継承を目的にして設立されました。近年では原点であるフイルムからの再現を柱としながらも、デジタル表現への対応も充実させてまいりました。」とあり、前身はドイ・テクニカルフォトで、ここに勤めていた方々が銀塩写真の技術を守りたいという意志で続けられたのです。

ちなみに、銀塩写真は「ぎんえんしゃしん」と読み、フィルムや印画紙の感光材料として「銀の化合物=銀塩」が使われているために付けられた名前です。

私自身は、1990年代前半にカメラ雑誌CAPAの暗室講座の連載をもっていたこともあり、何度か取材をさせて頂いてからのお付き合いになります。渋谷のドイ・フォト・ギャラリー、有楽町のギャラリーでも写真展をさせていただき、展示用のプリントは何度もお願いしました。ですが、ここ10年くらいはぜんぜん伺っていません。でも、メンバーの那須川さんとはFBで繋がっていたりするので、なんだか気持ちの距離はそんなに離れていないようなところがあります。

このパノラマは、2013年に撮影させて頂いたもので、今でもこのラボのWEBサイトのトップにリンクが掲載されています。ありがたいことです。クレジットは「写真道場」とっていて、ちいでんVRを始める前の時代であることもわかります。

多少メンバーも変わっているようですが、若手から年配の方々まで、そして有名写真家からアマチュアまで、銀塩写真愛好家が頼みの綱にしているラボとして、より知られるようになっています。やる気のある若手が登場しても、感光材料メーカーが生産をやめたら、そこで終わる。という宿命はついてまわりますが、なんとか継続していただけるよう、心ばかりですが応援しております。

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