見方の説明ビデオです。色調を変えて特徴を見やすくしたり、注記を加えて画像出力できます。

コンクリート表面の劣化などを点検・記録するために高解像度で撮影するという話から、橋桁の下の撮影って難しそうってことになり、試してみました。ズームレンズの135mm(撮り漏れ対策)と200mm(高解像度)を使って撮影しています。周辺部に少し135mmしかない部分があって、ちょっと解像度が落ちていますが、撮影時の計画をちゃんとすれば対応できます。

全442カット撮影しましたが、パノラマ雲台を2軸共に自動化することで、設定してスタートすれば、あとは自動で撮影してくれます。楽ちんこのうえない。撮影時間は、全部で30分くらい。動作スピードや撮影感度を上げることで、スピードアップはある程度可能です。

全ての画像をつないで無駄なく出力すると、幅33万×8万画素くらいになります。が、そこまで必要でもなさそうなので15万×3.7万画素で出力しました。PSBのファイルサイズは約5.4GB。webサーバーのデータサイズは約740MB、ファルス鵜は約27000。橋桁を横から見ると、アーチ型をしています。このため、普通に投影すると両端が不自然なほど極端に伸びてしまいますので、両端を圧縮してまあまあ自然に見えるように「変形」しました。

よくよく見ると、道路進行方向に対して左右が非対称であることがわかります。橋脚も道路に対して斜めについています。地図を見れば、その理由(川の流れと橋が直角になっていないためでしょう)がわかりますが、実物は大きすぎて、現場ではぜんぜんわかりませんでした。このため、ステッチの不具合かと思ってずいぶん頭を悩ませました。

画面左上のロゴの下のボタンで、撮影時のようすがわかる写真を見ることができます。写真を見ていただければ分かるよう、真上と両端の橋脚部分では、撮影距離がずいぶんと異なるため、両端部分は解像度が悪くなります。全体を均一にすることもできるのですが、手間が掛かる割りに、メリットはあんまりなさそうです。howtoボタンで、使い方ムービーが表示されます。

コントロールボタンは付けていませんので、マウスホイールで拡縮してください。

左の一連のボタンとスライダは、画質を変えるもので、明るさやコントラストを変化して、表面の特徴を見やすくできます。

右上は、どこを表示しているかがわかるナビ。この赤い部分で見たい部分を動かすこともできます。

その下のボタンで、注記を入れることができます。表示した注記のカラー部分をクリックすることで3色で種類分けができ、座標が示されます。注記を入れた後、キャプチャーボタンをクリックすることで、画面キャプチャーを出力できます。キャプチャー以外に、CSVやXMLで出力する機能を加えることができます。文字情報を入力することも可能です。

こんなわけですが、何か使い道はありますかねぇ。

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