映蔵からは、さまざまな用途に応じた数多くのタイプのパノラマミラーが製造販売されています。
ここまでの記事は、上下方向に画角の広いWide70を使用してきましたが、これ以外に、Hyper70、SOISOS55もお借りできたので、それぞれの比較をしてみましょう。ただ、最初にお断りしておかなければなりませんが、手持ちレンズと撮影場所の制約で、パノラマミラーの性能を十分発揮できていないようです・・・。すみません。
画角や写り方を比較する、という程度に止まったレポートです。
元画像は、600万画素のデータをそのままアップしています。
室内撮影でISO感度は1600にしています。この点も差し引いて見てください。

1.Wide70

映蔵の詳細サイトはこちら
仰角(上向き)50°、俯角(下向き)60°、直径は7センチ。だそうです。いわゆるコンテンツ作りには一番よいのかな、というのが総合的な印象。APS-Cサイズセンサーの一眼レフでは35ミリ、フルサイズカメラで50ミリの焦点距離のマスターレンズを使うのがよいようです。
コンパクトデジカメでも、35ミリ換算が50ミリ程度、と考えておけばよいでしょう。

パノラマミラー
▲Wide70。

パノラマミラー
▲撮影結果


パノラマミラー

▲展開した結果。クリックすると、ムービーが開きます。
元画像の長方形サイズは幅を2000ピクセルに揃えました。

2.SOIOS55

映蔵の詳細サイトはこちら
仰角(上向き)15°、俯角(下向き)50°、直径は8センチちょっと。アクリルの透明カバーがついているため、ミラーの取り扱いは気分的にかなり楽。以前にも触れたよう、画質によい影響はないのですが、実用的には問題にならないようです。アクリルによる画質低下はほとんどない、と考えてよいです。が、もちろん指紋やホコリ、傷には注意しなければなりません。(ミラーに傷を付けるよりは安価に対応できるということもメリットでしょう。)
マスターレンズは20ミリ(35ミリ換算30ミリ)に、クローズアップレンズを使用しています。
画像を展開するプロファイルのせいか、画面下部分の歪みが結構残っているようにみえます。使用目的もあるのでしょうか? この件、要確認です。

パノラマミラー
▲SOIOS55。

パノラマミラー
▲撮影結果


パノラマミラー

▲展開した結果。クリックするとムービーが開きます。
長方形サイズの幅を2000ピクセルに揃えました。

3.Hyper70

映蔵の詳細サイトはこちら
仰角(上向き)30°、俯角(下向き)50°、直径は9センチ。これが双曲面ミラーだそうです(Wide70は自由曲面)。マスターレンズとの組み合わせの影響で、下側の画角がずいぶんとケラれてしまい、ミラーの性能をかなり損なった使い方になってしまいました。恐縮至極。
マスターレンズは20ミリ(35ミリ換算30ミリ)に、クローズアップレンズを使用しています。

パノラマミラー
▲SOIOS55。

パノラマミラー
▲撮影結果


パノラマミラー

▲展開した結果。クリックするとムービーが開きます。
元画像の長方形サイズは2000ピクセルに揃えました。

・・・・・今回はここまで。