武蔵小杉タワープレイスと旧・日本医科大学の間を通る道路の先の道路上に、大きなスダジイの木がありました。
地元の方に聞いたところでは、戦前よりあった木らしく、時々立ち上がる伐採計画に地元民が反対運動をおこなって、現在まで残ったのだそうです。しかし、日本医科大学武蔵小杉地区C街区計画によって歩道の位置などが変わることもあり、とうとう伐採が決定。地元の方々の了解を得て今年10月1日(火曜)に伐採されました。
伐採時にはご祈祷も行われたそうです。
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スダジイの伐採は午後1時過ぎに始まり、午後4時30分ころに完了しました。上部の枝を順番に落としていく手際もよく、なかなか見応えがありました。↓にタイムラプス映像を置きました。
切られた木は、処分されるそうです。残念な気もしますが、伐採された根元を見てわかるように内部には大きな穴があります。太い枝を剪定すると、そこから腐っていって、根元まで空洞になってしまうのだとか。ですので、何かに使うというのも難しいのだとか。
年輪はスダジイにしては密で、回りのビルで日当たりが悪かったため。日当たりがよければもっと大きな木になっていただろうという話。年輪をざっと勘定してみたら、表面から穴になっている部分まで38本ありましたから、約40年。内部まで含めると、余裕で80年は超えると思います。ですから、戦前からあった木、という地元の方の記憶は間違いないでしょう。