「Super Cubic」はフリー(寄付あり)のフォトショップ用プラグインです。

 このプラグインには、パノラマ画像(エクイレクタングラー)で伸びたように変形してしまう、天頂(天文用語のZenith/)と底面(同 Nadier)部分の画像を、ワンタッチで通常画像のように変換したり、再びエクイレクタングラー像に戻す機能があります。
 つまり、画像編集が非常に困難な天頂と底面の編集がとても簡単にできるようになるだけでなく、PTGuiで不可能な、画像のコピーや合成なども可能になります。さまざまな応用が可能なプラグインですから、基本をしっかり理解しておきましょう。
 ここでは、もっとも基本的な使用方法を紹介します。

Super Cubic
▲「Super Cubic」のサイトです。

1.サンプル画像について

 「Super Cubic」の使用例として、天頂と底面に「穴」がある画像を用意しました。
 「実践編3.」の応用で、斜めにセットしたカメラを水平線向きにして撮影した6カットを使用して合成したパノラマです。対角線画角180度のニコン10.5ミリを使用して、対角線を天地にしていますから、理論的には天地を全てカバーするはず、なのです。が、現実には、天頂と底面に「穴」があいてしまいます。

Super Cubic
▲エクイレクタングラーだと、点と地に細長い空白ができています。

Super Cubic
▲画像の向きを変えてみました。中央部の底、左右の天頂に、「穴」が開いています。

ptgui
▲天頂の拡大。正六角形になるはずが、少しズレています。回転時の精度が悪い(撮影手順がマズい)のでしょう。

Super Cubic
▲底面の拡大。これも正六角形になるはずが、ズレています。

Super Cubic
▲出力画像です。JPEGですから、天地が黒くなっています。

2.「Super Cubic」を適用する

 「Super Cubic」は、天頂と底面だけの「変形」を行います。このため、その準備として、「背景をコピーしたレイヤー」を作成し、このレイヤーに編集を行った後、再び「Super Cubic」で、画像の形を元に戻して、レイヤーを統合します。

Super Cubic
▲背景をコピーしたレイヤーを作成して準備します。

●●●「Super Cubic」を適用する
 「Super Cubic」をインストールすると、フィルターの中に入ります。
 「Super Cubic Express」は、複雑な機能を使わないだけのシンプル版ですから、こちらを使用してもかまいません。ここでは、とりあえず説明のためにに、「Super Cubic」を使用します。

 「・・・・Reverse・・・・」は、変換した画像を再度、元に戻す機能です。

Super Cubic
▲「フィルター→Super Rune Filter→Super Cubic」をクリック。

Super Cubic
▲「Super Cubic」のダイヤログ。天頂と底面のいずれかのみの変換も可能。画角や回転角、補間方法も変更できます。

Super Cubic
▲「Super Cubic」で変換した画像。左が底面、右が天頂です。見ただけでも、編集しやすくなっています。

3.天頂と底面に編集を施す

 変換した画像は、カメラを天と地に向けて撮影したかのような画像になっていますから、通常通りの画像編集が可能です。

 ここでは、天頂の穴を「コピースタンプツール」でレタッチ、底面には「写真道場のバッチ」を貼ることにしました。

Super Cubic
▲変換したレイヤーに編集を施します。

Super Cubic
▲「コピースタンプツール」で穴をふさぎます。
(ちょっとズボラしました。)

Super Cubic
▲底面には「写真道場」のバッチを貼りました。もちろん、貼り付けた後でレイヤーを統合します。

4.画像を再変換する。

 「Super Cubic Reversce」を使えば、画像をエクイレクタングラーの天と地に再変換できます。

Super Cubic
▲「フィルター→Super Rune Filter→Super Cubic Reverse」をクリック。

Super Cubic
▲「Super Cubic Reverse」のダイヤログ。「Brend Trnsition」で、境界線の馴染み方を調整できるようです。

Super Cubic
▲変換したレイヤーを元画像と統合したら完成です。

Super Cubic
▲クリックすると別窓でぐるぐるパノラマをご覧いただけます。

・・・・・今回はここまで。