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▲2010年8月現在、PTGuiは、バージョン9のベータ版が公開されています。

 こうして記事を書くために、PTGuiをいじり回している内に、知らなかった機能をいくつか発見しました。その代表が、フラッシュとクイックタイムの書き出し機能です。
 なんだぁ~。PTGuiだけでできるんじゃぁ~ん。
 ですので、これから始める方は、このソフト一本でOKってことですね。いいな~。

 今回は、PTGuiを使って、1)オート機能でカンタン合成する、2)フラッシュ書き出し、3)クイックタイム書き出し、4)オマケ(フィロスフェアーという360°パノラマの26面体を作る)をご紹介します。

1.オート機能でカンタン合成

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▲PTGuiのスタート画面。

 前回お話した
よう、360°パノラマ撮影でもっとも大切なのは「ノーダルポイント」です。これさえ正確に設定して撮影すれば、後は、ソフトにお任せ、ほとんどワンタッチでパノラマ合成ができてしまいます。

 つまりここでは、ノーダルポイントを正確に設定した写真セットであることが前提です。
 もし、上手く合成できなかったら、ノーダルポイントを正確に出して再撮影します。もちろん、ソフトの手動設定機能を使えば、さまざまな補正や調整もできますが、「入力画像」のクォリティを上げる方が、後々の作業がカンタンになることは確かです。ソフト任せでカンタンにパノラマ合成ができるよう、ノーダルポイントの設定をしっかり行なうことを最初の目標にします。

ステップ1.フォルダを作って準備する。

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▲パノラマ撮影した写真のセットを新しいフォルダにまとめます。

 パノラマ撮影した写真セット(私の場合は8カット)を、新しいフォルダに入れて準備します。ソフトの初期設定で、完成した画像などが元写真と同じディレクトリーに作られるためです。

ステップ2.Lord images… で全ての画像を開きます。

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▲「Lord images… 」をクリックします。画像ファイルをドラッグしてもok。

 「Lord images… 」をクリックするか、画像ファイルをPTGuiの画面にドラッグして、画像を全て開きます。

ステップ3.Align images… で写真合成の位置決めができます。

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▲「Align images..」をクリックするだけで、画像が合成されます。

 画像が開いたら、縦横の向きを右側の回転ボタンで合わせます。PTGuiは、画像ファイルのEXIFデータを参照して、順番や縦横も調整してくれますので、ほとんど自分で操作する必要はないはずです。・・・・撮影時は、水平方向(時計回り)→天→地、の順に撮影するのがよいでしょう。

 「Align images..」をクリックすると、合成の前準備として、画像同士の位置や変形の値が決まります。微妙な(または大幅な)ズレなは、ここから手動設定で調整することができますが、ここではこのまま進みます。

ステップ4.Panorama Editorで合成結果を確認します。

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▲しばらく時間がかかりますが、自動で合成できます。

 「Align images」をクリックすると、自動合成にしばらく時間がかかります。
 合成が終わると、自動的に「Panorama Editor」が開き、合成結果を確認できます。

ステップ5.Create panoramaで合成画像のデータを出力します。

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▲「Create panorama」をクリックします。

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▲「Create panorama」ダイヤログが表示されたら、もう一度「Create panorama」をクリックします。

 「Create panorama」ダイヤログでは、画像のサイズや画質、データ形式(jpeg、tiff、psdなど)を設定できますが、とりあえず初期設定のまま「jpeg」で保存します。

ステップ6.完成! クリック操作だけでできました♡

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▲完成しても何も表示されません。
元の画像フォルダに完成画像が入っています。

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▲ビュアなどで開いて確認します。

 驚くほどあっけなく、360°パノラマ画像ができました。

ステップ7.「プロジェクト」を保存して、再作成に備えます。

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▲「File→Save Project」をクリックします。

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▲画像フォルダの中にプロジェクト「………pts」ができました。

 PTGuiは、画像を合成する時にさまざまな計算と設定を行ないます。これらの設定データを「プロジェクト」と呼び、再度同じ設定で合成するのに役立てることができます。元の画像セットのファイル名なども入っているようですので、同じフォルダにまとめて保存しておきます。
 拡張子は「pts」です。試しに、このファイルをクリックすると、PTGuiが起動し、同じ合成ができる設定で画像セットが開きます。ここから追加補正ができますので、後々非常に便利です

2.フラッシュで書き出す。

 
 さて、いよいよお楽しみ。1枚物のパノラマ画像をフラッシュで書き出し、ブラウザでぐるぐる回してみましょう!

ステップ1.フォルダを作って準備する。

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▲完成したパノラマ撮影を新しいフォルダに入れて準備します。

 フラッシュ書きだしでは、わけのわからないファイルがごっそりできます。これらをひとまとめにしておけるよう、新しいフォルダを作り、完成したパノラマ画像だけを入れて準備します。書きだし後は、元画像は不要になりますのでごみ箱に捨てます。

ステップ2.Publish to Website…で書きだし。
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▲「Tools→Publish to Website…」をクリックします。

 PTGuiの「Tools→Publish to Website…」が、フラッシュ書きだしができるコマンドです。

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▲「Panoramas」にパノラマ画像をドラッグ。

 「Add Files」でファイルを指定してもOKです。
 画質やパノラマ画像の画角、タイトルなど、細かな設定もできますが、とりあえず初期設定のまま、ダイヤログ右下の「Convert」をクリックします。
 これだけでフラッシュ書きだしができます。

ステップ3.完成したフラッシュをブラウザで楽しむ!

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▲いろいろなファイルができています。

 書きだしが終わると、元のフォルダにいろいろなファイルができます。
1)「・・・.htm」がhtmlで、サーバーにアップした後、このファイルをリンク先にすると、フラッシュムービーが開きます。
2)「PTGuiViewer.js」は、ジャバスクリプトというものらしく、これでぐるぐる動くんだそうです。よくわかりません。
3)「PTGuiViewer.swf」は、フラッシュのファイルです。jsとどういう関係にあるのか、さっぱりわかりません。
4)他のファイルは画像で、サムネイルのような「00」の他に、四角い画像が14枚あります。どういう仕組みなんでしょうね?

※元のパノラマ画像は既に捨てています。

●●●●●「・・・.htm」をクリックして、ブラウザで見てみましょう!

 フォルダの中の「・・・.htm」をクリックすると、IEやファイヤーフォックスなどのブラウザが開き、ぐるぐる回るフラッシュムービーを見られる、はず・・・・なのですが、このような注意が表示されます。

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▲こんな注意がでてフラッシュが表示されません!!

 詳しくはわからないのですが、フラッシュのセキュリティ上の何か、みたいです。
 表示の上の方にある「・・・・・・・.html」をブラウザのURLにコピペして開くと、次のような案内がでてきます。

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▲「編集・・」の横にある▼をクリックして、「追加」をクリックし、swfファイルがある場所を指定し、「確認」をクリックします。

 英語でなんなのですが、最初にでてきた注意の手続きに従います。

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▲フラッシュムービーが表示されました!
左の写真をクリックすると開きます。
ぐるぐる回して楽しみます。右上のボタンは、フルスクリーン表示です。

 どこかの設定でかわるのかもしれませんが、動きの滑らかさが今一つよくないみたいです。
 やっぱり、別のソフトか要るかな?

3.クイックタイムで書き出す。

 
 フラッシュができたら、クイックタイムも同じ要領です。こちらは、フラッシュとは違い、「・・・.mov」というファイルが一つだけできますから新しいフォルダを作る必要もありません。

ステップ1.Convert QTVR/cubic….で書きだし。
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▲「Tools→Convert QTVR/cubic….」をクリックします。

 「Tools→Convert QTVR/cubic….」で、クイックタイムの書きだしができます。

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▲右下の「Convert」をクリック。

 ここで細かな設定ができますが、初期設定のまま進みます。

ステップ2.完成ムービーを見てみましょう。

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▲「Tools→Convert QTVR/cubic….」をクリックします。

 「・・・.mov」が、クイックタイムのファイルです。

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▲左の画像をクリックすると、クイックタイムムービーが開きます。

 さあ、ここまで来たら、とりあえず全工程ができたことになります。後は、細かな設定ができるようになること。そして、下記のようなテーマが思い浮かぶでしょう。

  1. 写真がうまく繋がらない時にどうするか?
  2. 底面の処理。三脚はどう消すか?
  3. 人物など動く被写体が入っている時にどうするか?
  4. 太陽が画面に写る・・・・HDR処理をするには?

 難題ばかりですが、一つずつ、解決していきましょう。

4.オマケ(フィロスフェアなるものを作る。)

 フィロスフェア(Philo Shere)という言葉はよくわかりません。sphereは「球」という意味で、360°パノラマの解説やコマンドなどによく出てきます。
 philoは? フィロソフィー? まさか。
 このプラグインのリンク先を見てみると・・・「Welcome to Philo’s Home Page」とありました。
どうやら、作者の名が「Michael Gasperi  Philippe E. Hurbain」えっ? どこからどこまでが名前なんだ? で、フィロさんってことなんでしょう。きっと。
 間違ってたらごめんなさい。

Philo Shereを使う

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▲ 「Tools→Philo Shere…」をクリックします。


「Tools→Philo Shere…」をクリックすると、次のようなダイヤログがでてきます。

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▲Startをクリックしてパノラマ画像を指定します。

 別窓が開きますから、パノラマ画像があるフォルダを開き、ファイルを指定します。
 すると、下のような2枚の展開図の画像が作られます。

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▲これらを切り貼りすると・・・・。

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・・・・・今回はここまで。

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