VRパノラマの場合は、基本的にEquirectangular(エクイレクタングラー)を使うだけでよいのですが、横方向だけのパノラマを作ったり、超広角画像、人気の「リトルプラネット」を作ったりするには、さまざまな投影法(projection)を知っておく必要があります。

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▲ PTGui、Pano2VR、krpano・・・いろいろなパノラマソフトで、これらの投影方法の用語が出てきます。ここでは、PTGuiの選択肢の中を一通り見ていきます。

1.Rectilinear (レクティリニア)または、flat(フラット)

 普通の広角レンズで撮影したような絵柄になります。
 画角はだいたい120度くらいまでが自然で、これを超すと普通ではない感じに見えます。
 PTGuiでは、パノラマセッティング・タブとパノラマ・エディターが連動し、縦横の画角や縦横の圧縮、向き(パン・ティルト)などを変更できます。(赤、青、黄色の丸)

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2.Cylindrical(シリンドリカル)

 いわゆるシリンダー(円筒)。
 天地がないパノラマを作成する(例えば、横1列で撮影した画像を繋ぐ)のに最適な投影方法です。
 球に巻いた円筒に、中心から光を投影するように写した絵柄ですが、9.メルカトルとの違いが今一つよくわかりません。天地方向はだいたい120度くらいが限界と考えてよいようです。
 
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3.Equirectangular(エクイレクタングラー)

 VRパノラマによく使われる投影方式。正距円筒図法とも呼ばれるようです。<2  地球儀の赤道の長さを2にすると、北極から南極までの距離は1になります。つまり、球の天頂と底に孔をあけ、ゴムのように伸ばし、開くと、幅2×高さ1の長方形になります。これが、エクイレクタングラー。  天頂と底面は「点」を幅「2」に伸ばすことになりますから、かなりひどく横に伸びてしまいます。しかし、これを球に戻す計算はとても楽です。 ptgui

4.Circular(サーキュラー)

 円周魚眼レンズを模した投影方式。2
 幅、高さに、180度前後の数値を入れると、円周魚眼の絵柄になります。

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5.Fullframe(フルフレーム)

 対角線魚眼レンズを模した投影方式。
 幅、高さのいずれかに、180度前後の数値を入れると、対角線魚眼の絵柄になります。

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6.Stereographic(ステレオグラフィック)

 いわゆるリトルプラネット画像ですが、よく知られる絵柄をえる場合は7.Stereographic Downを使います。
 なぜ、ステレオという名前になっているのか今一つわかりません。なんとなくは、消失点を2つ作ることで、このような投影になるからかな、と思ったりしていますが、どうでしょう。

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7.Stereographic Down(ステレオグラフィック)

 一般的に知られるリトルプラネット画像を得られます。

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8.Mercator(メルカトル)

 世界地図のメルカトル図法のメルカトル。正角円筒図法とも呼ぶようです。
 地球儀のまわりにシリンダー(円筒)を巻き、地球の中心から光を投影して、円筒に地図を描くことによって得られる絵柄だそうです。北極と南極は無限遠の彼方になりますから、地図内には収まりませんし、両極に近い側は歪みがとても大きくなります。

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9.Vedutismo(ヴェドゥティズモ)

 絵画の技法からきている名前のようです。ピンホールで投影された像のような、1点投影法とでも理解すればよいのでしょうか? よくはわかりません。

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11.Transverse Equirectanglar(トランスバース・・・)

 縦方向のエクイレクタングラー。
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12.Transverse Cylindrical(トランスバース・・・)

 縦方向のシリンドリカル。
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13.Transverse Mercator(トランスバース・・・)

 縦方向のメルカトル。

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14.Transverse Vedutismo(トランスバース・・・)

 縦方向のヴェドゥティズモ。
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・・・・・今回はここまで。