ハンドヘルド(手持ち)撮影時に、レンズから重りを糸で垂らし、地面で位置決めをして高さを決めることで、ノーダルポイントを精度よく合わせることができます。

 シグマ8
▲糸をレンズ中心の下から垂らしていますから、よくよく見ると上下に振る度にノーダルポイントが「前後」に動いていることがわかります。

 しかしレンズ下から垂らすこの方法は、カメラを水平にしなければ精度が悪くなります。カメラを上下に傾けることで、ノーダルポイントが前後に動いてしまうからです。
 そこで考えたのがこれ。

1.ノーダルポイントを出す「糸」の付け方(ちょっと改良版)

 シグマ8
▲カメラを縦位置にした時に、糸がノーダルポイントあたりになるように止めます。

 シグマ8
▲これで前後のズレはなくなりました。がしかし、カメラを回転させると、レンズ半径分だけズレて動くことになります・・・・。

 よさそうですが、カメラを水平方向に回転すると、レンズの半径分だけ、ズレて動くことになるのですね。あと一歩です。
 (ここまで、別項目にて記載済み。)

2.ノーダルポイントを出す「糸」の付け方(かなり改良版)

 糸(テグスを使いました)をレンズの両端から垂らし、その中央に重りを付けます。糸の片側を動かせるようにすることで、長さ(カメラの高さ)を調整できます。重りは糸に固定しません。これによって、重りは必ずレンズの中央部に位置することになります。 

 シグマ8
▲糸を レンズの左右から垂らし、中央に重りをつけます。重りは、糸に固定せず動くようにします。これで、カメラの高さを変えても、常に重りが中央に位置するようにできます。

 シグマ8
▲片側は、糸を動かせるようにしています。これで、糸の長さ=カメラの高さを自由に変更できます。

 シグマ8
▲図示しました。糸によって、レンズと重りが三角形になりますから、重りの動きは前後だけになり、カメラの位置決めが少し楽になります。

 シグマ8
▲ゴム紐をレンズにつける時に、ほんの少しズレがありました。が、手持ちにも関わらず、数ミリオーダーでノーダルポイントが固定できることがわかります。<

 シグマ8
▲収納。糸はテグス、重りも釣り用ですから、

 なんとなくよさげです。しばらく使ってみましょう。

●追記(11年1月14日)
 「Panorama-ダルマ」さんから、写真の「スイピタ」が便利ですよとお知らせが入りました。
 で、早速購入。

スイピタ
▲工事用に使われている物みたいです。スイ(錘)がピタと止まる! という洒落たネーミング。もちろん、「振り子」の揺れは止まりませんが、細かな揺れはピタリと止まります。すごい! ハンドヘルド撮影には最適ですね。100グラムが最軽量タイプです。もう少し軽くて、先端がここまで尖っていないタイプがあれば使いやすくて安全なのですが。
 と思ったら、重量があるから風に強い、のだとか。ごもっともで。

・・・・・今回はここまで。