ノーダルポイントの概略と撮影方法の初歩についてはこちらを参照してください。
 ここでは、ノーダルニンジャ3でノーダルポイントを設定する手順をもう少し詳しく整理します。

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▲三脚にカメラ&雲台をセットしたら、ノーダルニンジャの水準器を使って水平を正しく調整しておきます。ノーダルポイントを設定するだけなら、それほど神経質になる必要はありません。

1.レンズの光軸と回転中心を合わせる

 まず最初に、カメラを下向きにセットして、画面の中心に、ノーダルニンジャの回転軸の中心が来るように、垂直バーを移動します。これで、レンズ光軸と、雲台の回転軸が揃うことになります。
 カメラの光軸と雲台の回転軸が合うわけですから、カメラを変えない限り、この設定は同じままでOKです。

 ただ、この時、普及タイプの一眼レフなどでは、ファインダー像の中心と実際に写る画面の中心がズレていることがあります。私は撮影後に画像を拡大して調整していますので、撮影画像を基準にしています。どちらが正しいのかは、よくわかりません。

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▲カメラが正しく真下を向くようにセットし、垂直バーを前後に動かすことで、レンズ光軸(画面中心)と回転中心を合わせられます。

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▲右が拡大像です。カメラのモニタに再生した状態で拡大ボタンを押すことで、スピーディにセットできます。

2.カメラを左右に振ってノーダルポイントを探す

 さて、ここからがメインテーマ。レンズ光軸と回転中心は合いましたから、後は、カメラの前後の位置を調整し、ノーダルポイントを回転中心に合わせていきます。
 ノーダルニンジャの回転軸にあるつまみを緩めて回転させるのですが、緩んだ状態だと水平バーが傾いてしまいます。必ずしっかり締めつけて撮影します。もちろん本番も。


※以下に調整の方法を示します。カメラを左右に振った時に、前後の被写体のズレが均等にならない場合は、カメラ光軸と雲台の設定を再度確認しなおします。

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▲対象物が画面の端にくるくらいにカメラを左右に振って撮影します。


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▲このような撮影結果になります。

●何をどのように写すか?
 ノーダルポイントを探すのに大切なのは、前後にずれた位置にある対象物です。まず、カメラを正面向きにした時に、前後にある対象物がちゃんと重なる位置に撮影します。
 次にカメラを左右に振って撮影するのですが、ノーダルポイントが正しく出ていない状態だと、前後の対象物がズレて写ります。ちょうど、左右の目で「視差」があるのと同じ状態になるわけです。
 ノーダルニンジャの腕についたカメラを前後に動かしてノーダルポイントを正しく設定すると、カメラを左右に振っても、前後の被写体が一致して写るようになります。
 この精度が高ければ高いほど、パノラマ画像のつなぎ合わせ目の完成度も高くなります。
 パノラマ撮影の肝心要が「ノーダルポイントの設定」ですから、念入りに調整しましょう。

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▲手前に赤鉛筆を置き、奥は戸棚の合わせ目にしました。対象物は何でも構いませんが、手前の対象が近く、奥の対象物が遠いほど精度を高くできます。被写界深度を有効に使って設定します。

●手前が狭まって写るケース
 左右に振った画像に写る手前の対象物が、奥にある対象物よりも狭まって写る場合(この場合は赤鉛筆が内側に写っている)は、ノーダルポイントが本来あるべき位置よりも「撮影者側(カメラのボディ側)」にあります。
 ノーダルニンジャの腕にセットしたクイックシューを緩め、カメラを被写体側に移動します。
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▲近くの対象物(赤鉛筆)が、遠くの対象物(戸棚の合わせ目)よりも内側に写っています。

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▲カメラを後ろに下げます。

●手前が広がって写るケース
 左右に振った画像に写る手前の対象物が、奥にある対象物よりも広がって写る場合(この場合は赤鉛筆が外側に写っている)は、ノーダルポイントが本来あるべき位置よりも「被写体側(カメラのレンズ側)」にあります。
 ノーダルニンジャの腕にセットしたクイックシューを緩め、カメラを撮影者側に移動します。

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▲近くの対象物(赤鉛筆)が、遠くの対象物(戸棚の合わせ目)よりも外側に写っています。

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▲カメラを前に出します。

3.ノーダルポイントが出たら・・・

 ノーダルポイントがでたら、水平バーと垂直バーの位置、ノーダルニンジャの腕とクイックシューの位置の目盛りを読み、カメラ&レンズのタイプといっしょに記録しておきます。
 また、それぞれのストッパーを付けておくと、収納などのために分解した後の組み立てが簡単スピーディにできるようになります。

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▲目盛りを読んで記録しておきます。

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▲水平バーと垂直バーの位置決めができるストッパー。

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▲カメラの位置を決めるストッパー。


追記------

 ノーダルニンジャのサイトに、各種のカメラとレンズの組み合わせと、ノーダルポイントの数値が公開されています。こちらをご覧ください。(よしみカメラ・山崎さんからの情報です。)

・・・・・今回はここまで。